鹿児島湾に近い鹿児島市の水路で大量発生したタコクラゲを、東京都の水中写真家、堀口和重さん(35)が撮影した。桜島や建物を背景に、無数のクラゲがゆらりと漂っている。
撮影は10月5~6日の午後6~8時ごろ。撮影用のライトを照らすと、近くに30~50匹ほどが集まってきた。体長は15~20センチほどで、茶色の体に白のまだら模様が特徴。水路にはこの時、数百匹ほどいたとみられる。
かごしま水族館によると、タコクラゲは体内に共生する藻類(褐虫藻)の光合成で生み出される栄養などで生きており、藻が多いほど茶色くなる。傘の下の突起が8本あることから「タコ」の名がついた。
発生のピークは通常8月から…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル